老猫と暮らすということ

**今だからこそ考える** emuの気持ち。。。

若く元気で活発だった猫も、十数年一緒に暮らしていると

いつの間にか高齢になり避けられない疾病も出てきます。

もちろん人間は今まで一緒だったパートナー(猫)と

まだ別れたくない、まだまだ一緒にいたいと思い、

病気を治す事、これからも一緒に暮らす事を

心から願って様々な努力をすることでしょう。

でも、ある時ふと思うことがあるかもしれません。

本当にこれでいいのだろうか・・・?と。

私が最近読んだ本の中に、私の心の奥をつく言葉が載っていました。

それは、

飼い主は生きた時間を誇る事が多いが、生きた『時間』の長さより

大事なのは生きたその『質』の方ではないか?

だから時間を競ってはいけない。。。

時間の長さに拘っていては、本当にそのコとの

大切な思い出を残すことができなくなる事もある。

辛い思い出ばかり残ったら、そのコと一緒にいた事さえも

思い出したくなくなってしまうかもしれない・・・。

という様な言葉でした。

これを読んだ時、正直私はこの言葉にドキッとしました。

確かに人間の場合でも、大事なのは人生の長さではなく

どう生きるか、どう生きたか、生きた証をどう残せるか

などと言う事があります。

猫の場合は、生活の質を保ってあげること、

【その日】まで快適に過ごしてもらえる様にすること…

それがその猫の猫生を幸せなものにする

そう頭では分かっていたはずでした。

でも、私は心のどこかで長さにも拘っていた気がします。

私の周りには二十歳近くまで長生きをしている猫ちゃんが沢山いることや

元動物看護士ということも、その拘りに影響があったかもしれません。

いつの間にか自分と自分のパートナー(猫)もその時間まで

一緒にいられるに違いないと思い込んでいたのかもしれません・・・。

もちろんこれまでも、一緒にいられる時間が長くあって欲しいと望んでの

「目指せ二十歳」という気持ちであった事には違いなのですが、

これからは「目指せ最期まで質のいい猫生」を私の老猫との暮らしの信条にしよう、、、

これを読んで、私の気持ちにそう少しだけ変化がありました。

病気になった時、どうするか決めるのは人間です。

人間には人生、猫には猫生があります。

それは長さで幸せだったかを決めるモノではないのかもしれません。。

これから、高齢の猫と暮らしていく方、これからも充分ケアをしてあげて

生活の質をなるべく保ってあげましょう。

高齢の猫を見送った方、他の高齢の猫ちゃんとの猫生の長さを比べて

家のコは短かったから、不幸だったと悔やまないで下さい。

あなたが幸せだったのなら、きっとあなたの猫も幸せだったと思います。

私はそう思います。